北海道観光振興機構(道観振)は、アドベンチャートラベル世界サミット(ATWS)が9月に北海道で開催されることから、アドベンチャートラベル(AT)の理解促進を図るシンポジウムを4月28日に札幌市民交流プラザで開いた。道内各地から観光事業者や自治体関係者ら約120人が出席。基調講演やトークセッションを通じて、ATの魅力や意味を学び、地域における取り組みを考えた。
基調講演で北海道アドベンチャートラベル協議会長の荒井一洋氏は、ATはアクティビティ、自然、異文化体験のうち、二つ以上の要素を含む旅行形態で、欧米の富裕層を中心に人気が高いことなどを説明。
その上で「訪問者、事業者、地域、環境ともハッピーにならなければならない。体験価値が重視される。しかし、ほんものは日常の中にあるので普段づかいのお裾分けと考えて進めることや、ガイドの役割が重要」であると強調した。
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